20170805SUM Open Panel市民と劇場

平成29年度第1回SUM Open Panel:

「市民と劇場」

(市民が支える公共ホールの在り方を考える)

日時:2017年8月5日(土)14時~16時30分
場所:東京大学山上会館会議室
概要:
 約1500を数える全国の公共ホールにおいては、財政事情など制約的経営環境の中でも、ホール関係者の努力に加え芸術文化活動の意義を理解する市民の参加と協力の下に、其々多様で多彩な舞台芸術の展開が図られている。今回の「都市と芸術」研究会の公開パネルでは、「市民と劇場」を基本テーマに、市民が支える公共ホールの在り方などについて、市民参加型の舞台創作に取り組んで成果を上げている事例の紹介を行うとともに、市民劇場の存続を阻害する様々な課題を整理して、真に市民が支える公共ホールのあり方などについて質疑が交わされた。
 具体的には、まず石田義明氏(東松山文化まちづくり公社理事長)から、「今、岐路に立つ市民劇場」~市民が参加・創造する劇場を目指して~と題して講演が行われ、続いて田代雅春氏(新潟市北区文化会館館長・芸術監督)から、「地方田園都市における文化会館(劇場ホール)の管理・運営」~市民参加型オペラ・創造劇の制作等から視た文化会館のあるべき方向について~と題しての講演が行われた。
 両氏は、其々講演の中で、現行の指定管理者制度や財政システムの中で良心的芸術文化活動を維持することの困難性、市民参加型の演劇、オペラ等の創作を継続する努力・工夫などの諸問題について課題提起され、この後、井上建夫氏(公益財団法人びわ湖ホール総括アドバイザー)、藤村順一氏(兵庫県立芸術文化センター副館長)及び飯田一夫氏(バシェ協会理事・事務局長)の三人のコメンテーターから、其々の公共ホール経営体験からの市民に参加してもらうための諸方策や娯楽的事業と芸術活動のバランスなどについて意見が出された。この後フロアからも、活発な感想、意見が出され、盛会のうちに終了した。



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